仮想Android-x86の解像度変更
Android-x86 8.1が配信されたので久々(6か月ぶり)に作業してみた。
1.はじめに
VirtualBoxは以前使っていたが、仮想ディスクを残したままアンインストールしていた。そのため、今回はVirtualBoxの再インストール、仮想ディスクの再認識を、Android-x86 8.1をインストールした直後の状態である。
以前1回だけ同じ操作を別の仮想環境(Android-x86 7.1)で行ったことがある。今回はそれとは違う仮想ディスク(ただしAndroid-x86 7.1から8.1へアップグレード)を使用する。
前回も今回も、Google検索からのコピペやリンク通りの入力が作業内容のほとんどである。
今回のホストマシンは
細かいスペックは紹介しないが、VirtualBoxを使用時のポイントとしては64ビット WindowsでVT-dを有効化している、といった点である。VT-dをUEFIやBIOSで有効化しないと、64ビットOSを仮想化できないはずである。AMDのCPUなら、AMDの仮想化支援を有効にするべきだろう。
ゲストOSのAndroid-x86のインストールは既に済ませている。よって、この記事では開設しない。ただし、記事中のリンクにAndroid-x86のインストール方法を解説するサイトがある。
2.ホストOSでの作業
仮想モニタの解像度(すなわちゲストOSの解像度の上限)の設定
標準値は1024x768である、と筆者は認識している。
Android x86 の仮想マシンを スマートフォンのような縦長ディスプレイへ変更してみる | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
こちらを参考に、お好みの解像度をVirtualBoxに許可させる。
ただし、そのままコピペだと正しく認識されない可能性が高い。コマンド入力は
cd C:\Program Files\Oracle\Virtualbox
と、Tabキーの補足を利用しながら入力してEnterキーを押し、続けて
VBoxManage…(以下略、ソースにて)
エラーが出なければ完了となる。
筆者は1280x720にした。
3.ゲストOS(Android-x86)での作業
利用可能な解像度の確認
Android x86 の仮想マシンを スマートフォンのような縦長ディスプレイへ変更してみる | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
を参考に利用したい解像度に紐づいている16進数を記憶する。筆者の場合1280x720x32の361と720x1280x32(なぜか可能)の360の2種類を記憶する。
こちらのサイトや関数電卓(詳しくは知らない)などを利用して先ほどの16進数(筆者は360と361)を10進数に変換する。筆者の場合、16進数361は10進数865に、360は864に変換された。
起動データへの解像度の紐づけ
Android x86 の仮想マシンを スマートフォンのような縦長ディスプレイへ変更してみる | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
前項でも紹介したリンクの通りvga=○○○を入力する。筆者の環境(Android5.0?6.?以降)はGRUB2なので、リンク先のGRUB2の部分を参考に行う。viエディタというテキストエディタを使うことになるが
こちらを参考にするのが良いだろう。英字キーボードとして入力されることに注意。
最終確認
仮想マシンを起動し、設定が正しく反映されているか入力する。筆者の場合は、ゲストOS起動時の解像度の設定で16進数を入力していたため設定をやり直した。そのプロセスを経て、無事に1280x720や720x1280で起動できるようになった。以上で作業は終了となる。
終わりに
今回は、Android-x86 8.1の解像度を設定する手順を紹介した。もっとも、詳細な手順はほとんどリンク先に任せっきりなのだが。Android-x86 7.1でも同様の手順で行えることが分かっている。このAndroid-x86の界隈では最新の環境で記事を作成できたと思う。ぜひ皆さんも、VirtualBoxや不要なPCなどで最新のAndroid-x86にトライしていただきたい。
なお、筆者の思いを別記事にまとめた。Android-x86について触れているので、暇な方は読んでいただきたい
リンク
- 用語
インテル バーチャライゼーション・テクノロジー - Wikipedia
- ダウンロード
Android-x86 - Porting Android to x86
Android-x86 プロジェクト日本語トップページ - OSDN(ミラー)
- 今回の作業
Android x86 の仮想マシンを スマートフォンのような縦長ディスプレイへ変更してみる | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
Android-x86 8.1が公開されたから独り言
Android PのBeta2が公開されたとかなんとか。日本版のXperia XZ2 もBetaの対象なのか気になるところ。確実にAndroid Pの足音が近づいている2018年6月後半、ついにAndroid-x86 8.1が公開された。
僕は今年に入ってから頻繁にAndroid-x86 - Porting Android to x86へアクセスしていたので、この発表は嬉しいばかりだ。急遽VirtualBoxをインストールし、眠っていた仮想ディスク(Android-x86 7.1-r1)を起こした。
今回のインストーラーは(多分初めて)旧バージョンからアップグレードできるようになった。今までAndroid-x86はセキュリティアップデートすら出来なかった。その点を踏まえると将来性が大幅に進歩したように感じる。7.1-r1は昨年の夏ごろに公開されたもので、それから現在までパッチは全く提供されていなかった。2018年1月には、CPU(主にインテル)の脆弱性が発覚して大騒ぎになった。その問題のために、各OS(Android含む)にパッチが配布されたものだが、長い時間を経てついに僕のAndroid-x86も脆弱性から守られたと言えるかもしれない。
ReleaseNote 8.1-rc1 - Android-x86 - Porting Android to x86
リリースノートを見ていると、インテル/AMD/NVIDIAのハードウェアアクセラレーションに対応と書いてある。いつまでも仮想環境に籠っている場合ではないのかもしれない。VirtualBoxからGPUの3D性能をフルに発揮できないかとネットを漁ったりもしたが、成功例を見たことが無い。やっぱり実機にインストールするのがベスト!現状はそんな感じだろう。
「Android-x86をインストールした」といった記事は検索上位だとどうも3,4年前の記事が多い。情報が古いのは以前から感じていたが、最近見ていると、どうも7.1をインストールしている記事もちらほら。当たりOSなのかな、って感じる。僕は9:16のAndroidスマートフォンを使用しているが、7.0で追加されたマルチウィンドウはたまに使用している。活用例があまり思いつかないため、画面上部にYouTube、下部にブラウザという組み合わせが僕の中で独り勝ちしている。強い(確信)
いつかやってみたいことがいろいろある。
- Windows ブート マネージャーを最初に起動する状態のWindows&Androidデュアルブート(インターネット上にWindows&Ubuntuでの成功例あり)
- ハイスペックAndroid-x86マシンの制作(金欠)(Windowsとのマルチブートなら敷居は低い)
- XperiaにAOSP(ソニーはオープンソースに積極的なようで。ハイスペックなPCと不要なXperiaがあったらビルドしてみたい。)
- Androidのビルド(上記とほぼ同じだが、x86向けイメージも試したい。)
まあこんなところかな。
しまりがつかないまま終わるが最後に1つこちらの記事もよろしく。
ロケットリーグをCore i3-3217Uで。ビデオ設定の話
CPU・GPU使用率,またフレームレートなどを計測するツールは一切使用しておりません。全て筆者自身の感覚で語っています。ご容赦ください。
はじめに
ロケットリーグのビデオ設定にハマった
— itkz(糸くず) (@itkz2to2) 2018年4月18日
Intel HD Graphics 4000はいい感じだけどi3-3217Uが厳しいためフレームレートが良くない、ってのが僕の予想
ちなみに3枚目で22~30fpsくらい#RocketLeague #Intel #Steam #ロケットリーグ #インテル pic.twitter.com/Uz4cwBwfmw
今手持ちのPCでの最適なビデオ設定を探して快適にプレイしたかった。フレームレートはSteamの機能を使って目視しただけの手抜き検証。
PCスペック
プライバシー上?あまりさらけ出さないスタイル。
CPU Core i3-3217U(2C4T 1.80GHz)
GPU Intel HD Graphics 4000(iGPU)
RAM DDR3 4GB(オンボード・クロック数不明)
OS Windows 10 64ビット
解像度とエフェクト
本記事における低グラフィック設定と高グラフィック設定を以上に定義し,主に1280x720,1600x900で検証した。プレイモードはエキシビション(サッカー,3vs3,オールスター)でリプレイを閲覧。ビデオ設定ごとにフレームレートの変化を目視。
720p 低グラフィック
29-33fps 妥協範囲だが多少のぼやけを感じる。
720p 高グラフィック
25~28fps 特別語ることは無い。
900p 低グラフィック
27~30fps フルHDと言われても気づかない…ただしフルHDでプレイするまでの間。
900p 高グラフィック
20~24fps フレームレートこそ高くないものの,安定して動作している。検証以前はこの設定でプレイしていた。
1080p 低グラフィック
20~25fps フレームレートこそ900p 高グラフィックと変わらないものの,カクつきを感じる。実際にプレイしても動作がイマイチ。参考程度に検証。
800x600 高グラフィック
29~31fps 1080pと同様に参考程度。アスペクト比4:3。
600p 低グラフィック
35~41fps 当然だが一番フレームレートが高い。
検証を終えて
ツイートの時はCPUのパワー不足を疑っていたが,実際に検証してみると解像度やエフェクトだけでフレームレートに変化が見られた。
とにかく60fpsを出すのは厳しいように感じた。
当初はWindows 10のゲームDVRでキャプチャしYouTubeへアップロードしようと考えていたがフレームレートのより一層のフレームレート低下により断念したのが残念だった。
解像度,グラフィックの比較のためのスクリーンショットを撮らず,自分の準備力の低さを感じた。
900pでいい感じのビデオ設定を見つけたい。オンラインでもプレイできる快適さも欲しい。ただ,どんな設定であれロケットリーグは神ゲー。
コントローラーとキャプチャボード欲しいな…
リンク
ロケットリーグ(Steam版)ストアページ
CPU
製品の仕様情報 - Intel® Core™ i3-3217U Processor (3M Cache, 1.80 GHz)
コントローラー
キャプチャボード
AVerMedia Live Gamer Portable 2 AVT-C878 ゲームの録画・ライブ配信用キャプチャーデバイス DV422
- 出版社/メーカー: AVERMEDIA
- 発売日: 2016/11/09
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Chromium OS で LINE
Chromium OSの設定が一通り終わったので、友達に勧められたLINEを始めようと思った。それが地獄の始まりだった。
おことわり
この記事の制作に大変長い時間をかけてしまったことをお詫び申し上げます。
一部文法がおかしくなっている場合があります。ご容赦ください。
電話番号でのLINE登録
Chromium OSにLINEをダウンロード・インストールして新規登録を選択し、電話番号の入力をし、その後電話番号を使った認証をします。認証の仕方はSMSによる認証と通話による認証の2種類があり、後者は家の電話番号で認証できるので携帯電話(ガラケーやスマートフォン)を持っていない僕でも登録できた。その後の設定も一通りしなかった、LINEを始めるようになった。それまでにあったは良かったのだが....1日後、LINEを起動すると、知らない人から勝手に友だちに登録されていた。おそらく家族の知り合いだろう。こりゃダメだ。
ってことでLINEのアカウントをライブ起動したAndroidと紐付け、スマートフォン版LINEからアカウント削除を行った。
LINE Facebook withその1.2.3
はっきり言って忘れてしまった。申し訳ありませんでしたでした。たしかAndroid-x86をライブ起動しても電源を切るとデータが保存されないせいでLINEのアカウントにログインできなくなり、Facebookのアカウントを消した。
ただ1つ言いたいことは、Facebookのアカウントを作って電話番号不要でLINEが出来まる。ただ、LINEのアカウントをAndroid(iOSでもOK?)上で行う必要がある。Android端末を持っていないがPCを2台以上持っている人はAndroid-x86(早い話PC用のAndroid)について調べることを勧める。
LINE Facebook withその4
結構いい線をいった。しかし、Facebookのアカウント名(要するに本名)がそのためにLINEで名前だったの削除(のつもりが、あらゆるデバイスからサインインではないLINEアカウントだけが残っている)。
LINE Facebook withその5
ついに最終章。PC仮想化ソフトであるVirtualBoxを使用し、Android-x86を動作させ,Android上でLINEの設定。一通り終わって、Chromium OSからログイン。認証を済ませて、Chromium OSでもLINEが使えるようになった。
注意点
今回、LINEを正常に動作させるために、Androidの開発者オプションでいくつか設定を変更した。GPUレンダリングの有効化、4x MSAAの有効化などいづれもGPU関連のものだ。LINEの設定画面で暗転しないために必要だった。(ただ,どの変更によりLINEの動作が改善したかはまだわかっていない。)
まとめ
Cromium OS単独での運用は厳しい。以上。
リンク
Chromium OSについて
Android-x86 - Porting Android to x86
Android-x86 プロジェクト日本語トップページ - OSDN
LINE 公式サイト
Facebook 公式サイト
Chromium OS はじめました。
続編にして絶望感
自分のPC環境を持ちたいと思った中3の夏。Chromium OS ならPCへのインストール無しで使えると知ったので早速始めてみた。
結論 Googleはすごかった。
ブラウザ(Google Chrome)がものすごい便利だった。パスワードの自動保存で様々なアカウントを作るのが楽だった。それくらいWindowsでもできるのだろうが自分のPCを持っていない身としてはインストール不要のChromium OS の存在が嬉しかった。きっとこれからしばらくはChromium OS を使い続けるだろう。
ただし、デメリットもある。
・H.264,mp3などの主要コーデックがほとんど使えない。
・Chromium OS を終了したあとにWindowsを起動すると時計が狂っている。
・内蔵ストレージの容量が小さい。
・タッチパネルが使えない。
・無線LANが使えない。
H.264やmp3に関しては、PCにChromium OS をインストールしたあとにコーデックをダウンロード、インストールすることで使えそうだ。僕はChromium OS をインストールしていない環境でコーデックをインストールしようとしたが、ダメだった。
Windowsの時計が狂うことに関しては、対処法あるのかなぁ。よくわからん。
内蔵ストレージの容量が少ないことは、インストールしていない故の問題だから仕方ない。対処法は細い回線でGoogleドライブなどのクラウドストレージを活用するかリムーバブルディスクを使うくらいだな。ちなみに、DVD-Rは使えなかった。
タッチパネルが使えないのは目を瞑るしかないだろう。
無線LANが使えないのも環境次第だろう。(Bluetoothや有線LANは使える)
いろいろあるけれど、Office Online や LINE なども使えるし(初期設定にかなり苦労したのであとで備忘録作る)これからのライフが少し充実するかも。みなさんもぜひChromium OS 使ってみてください😁
リンク
・Chromium OS とは
・僕が使用したビルドのダウンロード
Directory Listing of . (Chromium OS Builds)
・H.264やmp3などのコーデックの導入